2019年9月28日、目黒にある国立科学博物館・附属 自然教育園で行われ、それぞれの演者の方々から楽しく、蛾や虫たちへの愛情あるお話を聞くことができました。
私を含め聴講者の関心が高かったであろう小松貴さんが最初の演者でしたが、評判の本を書いているだけあり(『裏山の奇人: 野にたゆたう博物学』など)、突拍子もない話題が入ってきたり、アリなど小さな虫たちへの愛情がすさまじかったり、アリの行列が餌を運んでいるのを2〜3時間ずっと見続けていた話だったり、相当な奇人ぶりがよくわかり、会場も常に笑いと称賛が混じった雰囲気に包まれていました。
『チョウとガの不思議な世界』を執筆いただいている新津先生も演者として登壇し、都内のミノガの生息状況を報告されていましたが、おまけで話のあった、自宅でミノガの幼虫を数百匹も飼育されていて、たまに台所に出現して奥様に怒られるという話がインパクトありました。
同じく『チョウとガの不思議な世界』を執筆いただいている四方圭一郎先生も赤石山脈の高山蛾を解説され、昆虫ショップ六本脚の枝恵太郎さんとともに雷の恐怖と戦いながら目当ての種を捕獲する話など、やはりインパクトのあるお話が会場の人たちを引きつけていました。
次回もぜひ聴講してみたいところです。