最終章「ハチの採集と同定 − 多様性を正しく理解するためのメソッド」が筆者の方からメールで入稿されました。
他の章よりも文字数は少ないのかなと予想していましたが、原稿はメール添付ではなくストレージサービスを使った入稿になっています。
ダウンロードしようとするとデータ量は2ギガ以上とかなり巨大。
実際にダウンロードしてみると分かったのは、多くの画像とともに動画も送っていただいたためでした。
虫たちを実際にどのように標本にしていくのか、その過程を分類学の専門家が実演している動画です。
熟練の手さばきで虫たちをピンセットで扱うときの様子は見ものであり、実際に自分でやってみるときの参考として大いに役立つのではないでしょうか。
ハチの探し方やトラップのかけ方、また飼育から標本の作り方、さらにラベリングの意味など多くの話題を収録し、かなり具体的に分類から同定の仕方を解説しています。
それまでの章でハチの詳細を理解し、さらに野外で採集のためにガイド的に本書を読めば、さらにハチたちの魅力を感じることができるかもしれません。