古代エジブトとギリシアにおける研究史
ニューロン説をめぐるカハールとゴルジ
神経回路の追跡方法と顕微形態学の発展
分子生物学の興隆
脳と人工知能
脳の完全地図の作成とコネクトーム
原始的な脳
中枢神経系の構造
進化の過程を理解する︱最大節約法
動物の系統樹
原始的な動物の神経系
様々な進化のシナリオ
ヒドラそして鍵をにぎる刺胞動物の神経
刺胞動物の神経系
中枢神経系の起源はどこに?
遺伝子から明らかにされた新事実
体と神経系を作る遺伝子
神経細胞を生み出す遺伝子
神経伝達物質と神経ペプチドの起源
扁形動物、プラナリア
プラナリアの脳のかたち
プラナリアを通して見る感覚器官の進化
環境応答行動と神経回路
高次な脳機能
脳の再生
脳を頭部につくる仕組み
【コラム Readyknock」】
昆虫にも脳がある
私たちの脳と昆虫の脳
昆虫が感じる世界
昆虫も覚え、学ぶ
昆虫の社会性と分業
脳の機能を支える分子レベルの仕組みと遺伝子
知能は独立に進化する
端がもたらした3つの革命
軟体動物と脳の多様性
タコとイカの巨大脳
明かされたゲノム
南極のタコから見つかった多量のRNA編集量
脳の発生から原型を探る
タブーを超えて見えてきたデザイン原理
タコのホムンクルスはどこに?
おわりに︱未知なる意識の神経基盤そして人工知能
第6章 脊椎動物の脳の誕生前夜︱ギボシムシ、ホヤ、ナメクジウオの脳
由来の歴史は化石に残らず
鍵を握る役者たち
明らかにされた遺伝子とその発現パターン
脳の起源と脊椎動物の原型を再考する
顎を持つものと持たないもの
脊椎動物の脳の起源の謎を解く生物︱円口類
初期の魚類
脊椎動物の脳の多様性と普遍的パターン
脳の起源の探索その①︱化石を使った探索
脳の起源の探索その②︱発生に関わる遺伝子を使った探索
進化発生学が見いだしたもの
菱脳の起源
小脳の起源
中脳の起源
間脳の起源
終脳の起源
魚類の脳の構成要素と外形
なぜ真骨類の脳は多様なのか?
運動中枢
真骨魚類特有の脳部位とその多様性
膨隆が形成されるメカニズム
【コラム 電気感覚と発電魚】
爬虫類を飼育する
爬虫類とは
爬虫類の起源
爬虫類の脳
爬虫類の大脳︱祖先型か、それとも独自の進化の産物か?
謎のDVR
果てしない論争
兵隊の位でいうとどれくらい?
【コラム 爬虫類の脳の外観】
鳥類とは
大脳皮質のない鳥の脳︱Bird brain?
大きな外套の発生メカニズム
刷り込み
小鳥のさえずり
実行制御機能と巣外套
カラスの大きなDVR
恐竜脳は鳥脳が大きくなった理由を語るか
第11章 広範な適応拡散を可能にした大脳皮質の獲得︱哺乳類の脳
奇妙な標本
哺乳類型脳の特徴
大脳皮質の解剖学的特徴
何故層構造なのか?
インサイド-アウト方式による大脳皮質形成
神経細胞の誕生日をいつ誰が決めるのか
移民のような神経細胞
哺乳類型大脳皮質の進化
クジラ類の脳︱特殊な進化を遂げた哺乳類
クジラ類の頭部
クジラ類の感覚︱水中で生きるということ
クジラ類の中枢神経に起きた変化
クジラ類の終脳
クジラ類の新皮質
新皮質の領野について
終脳の線維連絡
クジラ類の聴覚系︱水中で生きるための様々な改変
【コラム 脳神経】
暗闇に浮かび上がる祖先の痕跡
草原への適応と脳の進化
ヒト胎児脳に存在する特殊な細胞
言語は遺伝子によって進化した?
祖先の遺伝情報を入手する
祖先の意識の復活は可能か?
再び洞窟へ
過去を照らすランプを手にして