1.生命をつないでいく繁殖
繁殖とは生命をつないでいく営みである。無性生殖も含め、ひとつの個体だけで、殖えずに長く繁栄してきた生物を私は知らない。せいぜい「鶴は千年亀は万年」ということわざが限界だろう(実際には鶴は数十年、亀でも200年程度が寿命)。視点を変えて、遺伝子の側から「繁殖」を見れば、次世代に自分のコピーの遺伝子を残し、新しい生命としてリセットすることであろう。この際に、老化から解放され、有性生殖の場合は遺伝子の相同組み換え(第1章参照)によって新……
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