私たちが観察できるものは、この世界のほんの一握りだけだ。それは鳥の世界でも同じである。
今は昔、鳥の生態調査は「まずなわばりを描け」であったと聞いた。あるオスのソングポスト、隣のオスと喧嘩する場所、巣の位置などを、地道な観察から地図に落としていく。野外の鳥に足環をつけるなどして個体識別をすれば、誰と誰がつがいなのかがわかってくる。そのような調査が盛んになってくると、地道な観察の中で、たまにメスがなわばりオス以外のオス……
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