戦時・戦後の金融再編成
1 戦時金融統制
1937年7月に発生した盧溝橋事件が拡大すると、9月には輸出入品等臨時措置法、臨時資金調整法、軍需工業動員法適用法とともに宣戦布告がないまま臨時軍事費特別会計法が公布され、日本経済は戦時統制経済へと突入していった。1938年には物資動員計画が策定され、国家総動員法が施行されるなど、統制経済は強化されていった。金融の課題は膨張する軍事費をファイナンスするために発行される膨大な国債を低利……
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