細胞核内のDNAは、ヒストンなどのタンパク質と複合体をつくり、小さく折り畳まれている。このDNA複合体が、細胞分裂期の中期に強く凝縮した構造体が染色体(chromosome)である。染色体は、哺乳類の赤血球などの脱核(核を持たない)した一部の細胞以外の、すべての真核生物の細胞に存在する。染色体という言葉は、1888年にWaldeyerにより初めて用いられた。染色体を表す言葉“chromosome”の“chromo–”はギリシャ語で「色のついた」に、“–some”「体」をつ……
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