細胞分裂期の染色体の中央部付近には、いわゆるくびれた部分、一次狭窄が形成される。このくびれた染色体領域をセントロメア(着糸点)と呼ぶ。セントロメアの構成成分は、一次狭窄を形成するゲノムDNA領域とそれを取り囲む巨大なタンパク質群である。その表層部には、紡錘体微小管(紡錘糸)が結合するためのタンパク質群であるキネトコア(動原体)が形成される。キネトコアは、電子顕微鏡で観察可能な3層構造から成り、その最外層に紡錘糸が結合して姉妹……
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