生物の染色体には、特徴的な構造を示す、セントロメア(→3.3 染色体のセントロメア構造)とテロメアという領域があり、どちらも細胞分裂における染色体の分配や安定性、細胞の分裂制御に重要な役割を果たしている。セントロメアと同様テロメアは反復配列から構成され、セントロメアが染色体の内側、中央付近に位置するのに対し、テロメアは染色体の両末端に位置している。
テロメアは、TTAGGGという6塩基を1単位とした反復配列から成り、その反復長はヒトにおいては5〜20kb、マウスにおいては100〜1……
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