タンパク質は化学反応を触媒する酵素であるほか、細胞内外の構造物を形成したり、他の分子との相互作用によりシグナルの伝達を行うなど、生体内で多様な機能を担っている。このタンパク質の合成にかかわるゲノム領域を、タンパク質遺伝子と呼ぶ。タンパク質遺伝子はRNAポリメラーゼによりRNAへと転写されるが、この反応はゲノム上の転写開始点から始まり、転写終結点までで終了する。転写開始点の上流には転写調節にかかわるプロモータ領域があるが、この領域もタンパク質遺伝子の中に含めて考えることが多い。転写されたRNAからはイントロンの部分が除去され、5’末端にキャップ構造、3’末端にポリA配……
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