ヒトゲノムのおよそ50%は、「動くDNA配列」トランスポゾン(→8.1トランスポゾン)に由来する配列で占められている。内在性レトロウイルスを含むトランスポゾンは、宿主ゲノムに寄生する「がらくたDNA」(→3.5がらくたDNA)であると考えられてきた。しかし、近年の一連の研究成果により、ヒトゲノム中にはトランスポゾンに由来する転写調節エレメント(特定の転写因子が結合する短いDNA配列)が多数存在し、遺伝子の転写制御に重要な役割……
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