内分泌ホルモンのはたらきは多岐にわたり、さまざまなレベルで生体維持機能に大きく関与している。ホルモンそれぞれに対応する受容体が存在し、当然、遺伝子転写調節にも関与している。ここでは、ホルモン受容体の中で直接転写因子として機能する核内受容体スーパーファミリーを取り上げる。最初に同定されたのはグルココルチコイド受容体であり、リガンド結合すると細胞質から核に移行し転写因子として機能する。ステロイドホルモンのみでなく、さまざまなリガンドと結合する核内受容体が同定され、ヒトでは48遺伝子が存在する。リガンドが不明もしくは存在しないオーファン受容体も存在する。多くは核内に存在す……
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