羊膜類および哺乳類で共通に存在するCNSの特徴の1つは、受容体結合やタンパク修飾にかかわる遺伝子の周辺に存在することである。脊椎動物に共通するCNSと同様に、転写因子や発生にかかわる遺伝子の周辺にも見られるが、その割合は低くなっている。特に、受容体結合にかかわる遺伝子は、両生類から羊膜類、哺乳類へ進化する過程で新しく出現し、その数を増やしたことが分かっており、この新しい遺伝子の獲得にあわせてCNSも獲得されたと考えられる。逆に、タンパク修飾にかかわる遺伝子が、羊膜類、哺乳類へと進化する過程で新しく出現した頻度は低くなる。しかし、これらの遺伝子近傍にCNSが獲得された……
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