霊長類で特有なCNSは、羊膜類および哺乳類で共通に存在するCNSに比べ、タンパク質結合やタンパク質修飾などにかかわる遺伝子周辺に存在する割合が高い。このことから、CNSは、脊椎動物、羊膜類、哺乳類などの起源の古い生物系統から、霊長類などの新しい系統になるに従い、転写そのものを制御する遺伝子から、転写後の生命活動にかかわる遺伝子の近傍へとその分布を移行させてきたと考えられる(→7.1脊椎動物共通な傍系・順系相同CNS、7.2羊膜類および哺乳類で共通に存在するCNS)。羊膜類や哺乳類で共通のCNS で見られる、存在にゆらぎ……
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