重複遺伝子はほとんど同一の配列を保ったまま維持されることもあれば、新規機能を獲得して分化することもある。あるいは変異を蓄積して機能を失う場合もあるなど、その運命は多様である(→9.3重複遺伝子の運命)。これら多様な重複遺伝子の運命を考えるにあたって、遺伝子変換と呼ばれる変異機構を考慮しなければならない。
遺伝子変換はDNA二重らせんの切断から始まる。切断された二本鎖DNAの切断面がエクソヌクレアーゼによって削られ、3’端が突出した形となる。この3’突出部がよく似た配列内に侵入し、D……
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