ヒトゲノム中には、約1万3000個の偽遺伝子が存在しているが、そのうちの7割を占める9000個がプロセス型偽遺伝子である。プロセス型偽遺伝子は、mRNAに転写されプロセシングを受けた配列が、転移因子の1種であるレトロトランスポゾンの逆転写酵素によりDNAへ逆転写され、ゲノムに再統合されて生じた配列である。ゲノムへの再統合はランダムに起こり、転移したその配列が遺伝子として機能することが少ないと考えられたため、プロセス型“偽”遺伝子と呼ばれている。レトロトランスポゾンのうち「非LTR型(non–long terminal repeat)…… このエントリーを表示する権限がありません。 この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。
10.2 プロセス型偽遺伝子
