真核細胞ゲノムDNAはタンパク質と複合体を形成し折り畳まれたクロマチン構造をとる。その基本単位であるヌクレオソームは、ヒストン八量体に約146bpのDNAが1.65回巻き付いた構造であるヌクレオソームコア、隣接する2つのヌクレオソームコア間のリンカーDNAとリンカーヒストンH1から成る。ヒストン八量体には4種類のコアヒストン(H2A、H2B、H3、H4)が二分子ずつ含まれる。各コアヒストンを構成するアミノ酸の20%以上が塩基性残基(リジン・アルギニン)であり、この強い塩基性によりヒストンは酸性のDNAと高親和性を示す。コアヒストンは102〜135アミノ酸残基と比較的……
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