真核生物においてゲノムDNAはクロマチンを形成することによりコンパクトに折り畳まれて核内に格納されている。クロマチンはその基本的構成単位であるヌクレオソームが連なって構成される。ヌクレオソームは4つのヒストンコアタンパク質(H2A、H2B、H3、H4)が2分子ずつ集まった八量体に、約146bpのDNAが左巻きに1.65回巻き付いた構造体である。さらに、ヌクレオソーム間のリンカーDNAにリンカーヒストンが結合することで、DNAが高次に折り畳まれたクロマチンが形成される。クロマチン構造はDNAをコンパクトに収納する機能だけ……
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