テロメアとは真核細胞の線状の染色体の末端領域もしくはテロメア関連タンパク質などが結合した構造を指す。テロメアより内側の隣接領域はサブテロメアとも呼ばれる。DNAの発見者のひとりWatsonは、DNAの二本鎖が複製する際にDNAの末端部分が短くなっていく可能性(末端複製問題)を指摘した。DNAポリメラーゼはRNAプライマーを必要とし、5’から3’方向にのみDNAを合成するため、DNA末端部のラギング鎖側ではRNAプライマー分が欠損して短縮していくと想定される。実際にショウジョウバエなどでは細胞分裂のたびに数塩基ずつ染色体……
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