細胞内で新しく合成されるタンパク質の約1/3は小胞体を通過する。その多くは、細胞の外へ放出される分泌タンパク質、細胞膜とオルガネラ膜に係留される膜タンパク質である。小胞体で合成されるタンパク質(小胞体タンパク質)の多くは、小胞体膜上の輸送孔(Sec61α/β/γによって構成される)を経由して小胞体内腔へ挿入される。その際、内腔側では、ATP加水分解活性を持つシャペロンBiP(GRP78)が、新生鎖の疎水性アミノ酸領域に結合す……
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