骨格筋は、多数の筋線維の集合であり、筋線維は筋細胞が融合してできる多核の細胞である。筋線維には筋原線維という構造が密に詰まっている。筋原線維の間にはミトコンドリアが存在し、筋収縮のエネルギーであるATPを作り出している。筋原線維の周りは筋収縮に重要なカルシウムイオン放出にかかわる筋小胞体という膜構造が取り囲んでいる。筋原線維は、筋節という単位が繰り返されてできている。骨格筋は、顕微鏡で見ると横紋という縞状の模様が見られるが、これはそれぞれの筋原線維の筋節が揃って並んでいるためである。筋節は電子顕微鏡で見ると、Z線という構造で区切られており、中央部が暗く、左右が明るく……
このエントリーを表示する権限がありません。
この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。