筋鞘膜(sarcolemma)の遺伝子
筋原線維を包む筋線維の膜は、筋鞘膜と呼ばれる。筋鞘膜は、脂質二重膜の裏打ち構造となる膜骨格、脂質二重膜(細胞膜)、そして基底膜からなっている。骨格筋の電子顕微鏡観察では、基底膜と細胞膜の、二重の膜構造が観察される。膜骨格のアクチンと、細胞膜タンパク質であるジストログリカンは、ジストロフィンというタンパク質で繋がれている。ジストログリカン–ジストロフィン複合体は、他のタンパク質とともに糖鎖タンパク質複合体を形成し、細胞膜の内側と基底膜を結ぶ。基底膜にはラミニン、プロテオグリカン、IV型コラー……
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