大動脈は、心臓から直接分岐して全身に血液を送り出す役割を担っており、その直径はおよそ20〜30mmと、人体で最大の血管である。代表的な大動脈疾患として、大動脈瘤と大動脈解離があげられる。
大動脈疾患の主な原因としては、加齢や生活習慣に起因する動脈硬化や感染症などがあげられるが、その他、遺伝的なリスク因子として知られているのがMFS(Marfan syndrome: マルファン症候群)である。
MFSは、全身の結合組織に異常を呈する先天性疾患であ……
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