ABO式血液型は、1900年にオーストリアの医学者カール・ラントシュタイナーによって発見された血液型の1つである。ABO式血液型の抗原は、赤血球細胞の膜上に存在している特定の糖鎖から構成される。この糖鎖は、フコース、ガラクトース、N–アセチルグルコサミンといった糖が繋がって形成されているH物質が基本となっており、これがO型の抗原となる。一方、H物質にN–アセチルガラクトサミンが付加された糖鎖がA型の抗原、またガラクトースが付加された糖鎖がB型の抗原となる。これらの糖鎖の付加は酵素反応によって行われており、N–アセチルガラクトサミンを付加させる酵素がいわゆるA型酵素、……
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