ホルモンとは、内分泌系での情報伝達を担う化学物質の総称である。ホルモンは、特定の器官・組織・細胞で産生され、血中に分泌されて離れた標的器官の細胞に運ばれ、その細胞に対して生理作用を発揮する。たとえば、インスリンは膵臓で産生され、筋肉や脂肪細胞に対して血液からのグルコース取り込みを促進させる。ホルモンには、視床下部、脳下垂体、甲状腺、副腎などのよく知られた内分泌器官の他にも、胃、小腸、脂肪組織、筋肉などから分泌されるものもある。ホルモンは、身体の恒常性の維持に不可欠で、消化吸収、代謝、循環、呼吸、睡眠、免疫、成長、生殖などさまざまな身体機能の制御にかかわっている。……
このエントリーを表示する権限がありません。
この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。