Neutrophil extracellular traps (NETs)は好中球が有する自然免疫の新たな機構として2004年に報告された。LPSやサイトカインなどの刺激により好中球が細胞死をきたし自らのクロモゾームを放出し、網目状構造物を形成し、細胞外で病原微生物をトラップする。そして好中球が有するミエロペルオキシダーゼ、エラスターゼなどの抗菌タンパク質で微生物を攻撃する。一細胞の核に存在するゲノムDNAは2mの長さになるので、ヒストンを巻き込んだ形で網目状構造物を形成できる。ここでの好中球の細胞死は能動的細胞死であり、ネクローシスやアポトーシスとは異なり第三の細……
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