筆者:三田敏治
有剣類と呼ばれるハチは、スズメバチ、アリ、ミツバチなどの仲間だ(図1)。普通、ハチと聞くと、「刺す」、「危険」というイメージがあると思う。それはこの有剣類(Aculeata)に含まれるメンバーの産卵管に原因がある。彼らの産卵管は卵を産むという機能を捨て、もっぱら毒針として獲物の麻酔や身を守るための武器となる。武器といっても多くの場合護身用で、不用意に近づくと人間を攻撃してくることもあるのだが、例えば昆虫としては大型のスズメバチからすれば、人間はゴジラ級の巨大生物だ。警戒しないはずがない。彼らだって命がけである……このエントリーを表示する権限がありません。
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