筆者:前藤薫
エピローグ ダーウィンのハチ 2019年の夏、スイスのバーゼルに会した寄生バチ研究者達は、最も多様性に富む寄生バチであるヒメバチの仲間(第1、4、5、10章)を「ダーウィンのハチ(Darwin wasps)」と呼ぶことを提案した。進化論の提唱者である、あのダーウィンの名を拝借しようとは思い切ったものだ。ヒメバチには「姫蜂」という実に優雅な和名(日本語の名前)が与えられている。しかし、学名に由来する英名“ichneumon wasps”は、直訳すれば”追跡するハチ”と味気ないうえに、“ichneumon”にはマン……このエントリーを表示する権限がありません。
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